このページはこのような方を対象としています。
- 福岡市営地下鉄空港線の藤崎駅で、前にいた女性のお尻を触ってしまいました。福岡市早良区百道の早良警察署で事情を聞かれ、一旦返されましたが、また呼び出しがあるそうです。被害者と示談したいのですが、アトムに頼んだ場合は示談をまとめてくれますか。
- 息子が、福岡市営地下鉄空港線の福岡空港駅がある福岡市博多区大字下臼井で人身事故を起こし、福岡空港警察署に逮捕されました。保険には入っているそうですが、被害者の方ときちんと示談した方がいいと聞きました。アトムに頼めば示談してくれますか。
- JR鹿児島本線の門司港駅がある北九州市門司区西海岸近くのホテルでデリヘルを利用し盛り上がって本番行為をしました。風俗嬢が行為後に、慰謝料を払うか、強姦で門司警察署に告訴されるか選べと言いだしました。会社や家族に知られず示談してもらうことはできますか。
アトムの示談実績は?
アトム法律事務所では、刑事事件に注力する関係上、毎年多くの示談交渉(加害者側の代理人)を行っています。詳しくは各罪名別の示談実績を紹介している『アトムの刑事事件データベース』をあわせてご覧ください。
示談の成功実績が豊富な理由としては、まず、弊所が「私選」の刑事弁護を多く取り扱っている点が考えられます。私選弁護人のご依頼者様は、国選の場合と比べて、示談金に充てる金銭を柔軟に用意できる方が多いです。示談は、相手方の被害を金銭で弁償して締結することがほとんどのため、そもそも支払う示談金がないケースでは、示談交渉をはじめから諦めている場合も多くあります。
また、弊所ではこれまで多様な事件で示談・和解を獲得してきたため、事務所内に示談交渉に関するノウハウが多く蓄積されています。福岡支部においても、特注のデータベースを用いて、アトムが獲得した全国の示談を把握することができるため、複雑な事案でも最新の情報に基づいて適切に対応することができます。
以下、示談が成立しやすい事件について整理しておきましたので、ご確認ください。
1 ポイント①:被害者が、未成年者ではなく成人のケース
被害者が未成年者の場合と比べて、被害者が成人の場合は、示談が成立しやすい傾向にあります。被害者が未成年者の場合は、未成年者の法定代理人(通常は肉親)と示談を締結する必要がありますが、被害者の親は時に事件に感情的になっており、示談交渉の余地がない場合が多いからです。
もっとも、被害者が未成年者の場合でも、被害者の親と示談が成立するケースは多くあります。被害者が未成年者の事件で示談を締結するに当たって大切なことは、被害者の親に真摯に反省していることを十分に伝え、「また同じことが繰り返されるのではないか」という両親の不安をしっかりと取り除くことです。
2 ポイント②:被害者が、会社ではなく個人のケース
被害者が会社などの場合と比べて、被害者が個人の場合は、示談が成立しやすい傾向にあります。被害者が会社などの場合は、会社の方針として一切の示談に応じないというケースも多く、示談交渉の余地がない場合が多いからです。特に、被害者が官公庁の場合は、厳しいものがあります。
もっとも、被害者が会社などの場合でも、示談が成立するケースは多くあります。また、過去アトムが取り扱った事件でも、会社の方針としては一切の示談に応じないが、弁護士が加害者の代理人として謝罪を尽くしたことで、現場の店長が個人的に嘆願書などを作成してくれたケースが複数ありました。大切なことは、謝罪の意思があるのであれば、臆することなくその気持ちを相手に伝えることだと思います。
3 ポイント③:被害者が、見知らぬ赤の他人のケース
被害者が知人の場合と比べて、被害者が見知らぬ他人の場合は、示談が成立しやすい傾向にあります。被害者が知人の場合は、長年のしがらみの末に刑事事件に至ったケースが多く、示談交渉の余地がない場合が多いからです。あくまで感覚ですが、見知らぬ相手に対して単発でやってしまった事件(痴漢や傷害など)の方が、示談金を支払って解決できるケースが多い気がします。
もっとも、被害者が知人の場合でも、示談が成立するケースは多くあります。例えば、親族に対する単発の事件(喧嘩が刑事事件に発展したものなど)では、犯行がエスカレートするのを防止するために警察を呼んだが、後日、被害届が取り下げられるというケースもしばしばみられます。被害者が知人の場合は、自らも連絡を取ることができますが、事態がこじれてしまう前に、一度専門家にご相談されることをお勧めします。